ラーメン屋さん

JR富士岡駅前『中村ラーメン』さんが新装開店&中村フーメン伝説

富士岡駅前 中村ラーメン 新装 お祝い


『中村ラーメン』さん、新規開店おめでとうございます!

こんにちは、梅ちゃんです。

 

梅ちゃんの好きなラーメン屋さんという事で、先日ブログに書いた、

JR富士岡駅前にある

中村ラーメンさんが、

4月1日に新規オープン!

 

という、タイトル通りの内容を書いてみようかと思います。

「中村フーメン伝説」のお話はこちら⇒

※「続きを読む」でページを開いてからクリックして下さい。

4月2日、大切な事を思い出した

 

さる4月2日、おもむろに時計を見ると、時計の針は11時過ぎを指す。

 

「今日は何かやらなくてはいけない事があるはず!」

はっきりと予定に組み込まれているわけではないが、予感がビンビンする。

 

喉に小骨がつかえているような、イヤな異物感というかモヤモヤはすぐに晴れた。

 

ナカムラだー!

 

先輩のfacebookに中村ラーメンの、新規オープンがUPされていた事を思い出す。

 

部屋着の上にダウンジャケットを羽織り、無言で家を後にしたのはそれから30秒後だった。

 

前日の酒によって体に気だるさを感じ、若女将の目を盗みいつ昼寝をしようか虎視眈々と覗っていた梅ちゃんの「ダメ人間チャンネル」は、見事に「ポジティブチャンネル」へと切り替えられる。

 

「酔い覚めの水、値は千両と決まりけり」

昔の人はよく言ったものだ。

 

「酔い覚めの『汁』飲みたさに酒を飲み」

だらけきった体にスープを流し込み、

「五臓六腑に染み渡る」

そんな垂涎の一瞬が頭をよぎる。

マイナスの体調をプラスへ転ずるために…

 

気だるい体調も、パリパリに乾いた口の中すら何だか愛おしい。

到着して5分で満員御礼

中村ラーメンに到着したのは、開店10分前の11時20分頃。

 

JR富士岡駅改札を出て目の前にあった旧店舗。

御殿場 ラーメン 中村ラーメン 富士岡駅富士岡駅前でみんなに愛されている「中村ラーメン」旧店舗

 

こちらの写真の左側に見える白い壁が新店舗です。

正面から見るとこんな感じ。

中村ラーメン 新規オープン 富士岡駅前 ラーメン 御殿場昔のお店のすぐ隣が新店舗になります。

すでに並んでいる人が!

店の前にある4台分の駐車場はすでに一杯。

 

梅ちゃんは少し離れた駐車場に車を停め、早足で列の後ろについた。

 

何だか今日は富士岡駅前に来る車の数が多い。

駅に電車が来る時間帯でもないのに、駅前の広場には続々と車が停車し、そこから降りた人々が皆こちらに向かってくる。

 

4番目のグループ、10人目の梅ちゃんの後ろに、開店前にはその倍以上の人が列を作る事となる。

 

「ここの夫婦の人柄だよね。」

少し後ろに並ぶおばちゃんがボソッと言った。

列の人が一斉に頷く。

 

梅ちゃんもサービス業をしている。

まさに商売人、経営者の鏡だと強く思った。

 

入り口前に下ろされたロールカーテンはまだ動かない。

 

おばちゃんの驚いた顔にほっこり

入り口前に下ろされた、単色カラーのロールカーテンが、並んでいる人の熱気とは裏腹に、無機質さを感じさせる。

 

しばらくすると、グレーの無機質の向こうに人影が見え、するするとロールカーテンがめくり上がり、白い三角布を頭に巻いた見覚えのあるおばちゃんが顔を出した。

 

…と同時に、列を作っている人の数を見て、肩がビクッとなった(笑)

 

それからふっと優しい顔になり、背筋を伸ばし店の奥に戻り、よく見慣れた暖簾を新しいお店の軒先にかけた。

 

いよいよオープンだ!

相も変わらず注文するのは(笑)

まだ新しい、木の香りが漂う店内に足を踏み入れる。

店内を彩る鮮やかな原色は、地元の関係者から送られた沢山の花だ。

富士岡駅前 中村ラーメン 新装 お祝い店内には所狭しとお祝いの花が並んでいました。

 

前の店舗とは違い、少し低めに作られたカウンター。

ゆったりとした作りはお一人さまにありがたい。

 

開店時に列を作っていた人が店内を見事に埋める。

2人ずつのお客さんは当然のように合席で座り、空いている椅子はなくなった。

 

「並んでいた順にご注文下さい。」

お母ちゃんの声に反応し、列を作っていた順番どおりに注文が始まる。

こういう日本人的な暗黙の了解は素晴らしい。

 

最初に並んでいた明らかに近所のおじさんは、

「最初はやっぱり、いつもの…」

と切り出しサンマー麺を注文した。

他の2組の方も同じような切り出しで注文をする(笑)

 

白い調理着を着たおばちゃんがカウンターの前に立つ。

 

『いつもの、

胡麻味噌ラーメン

大盛り・倍辛』

 

おばちゃんはにっこりほほ笑んだ。

 

注文を取るために店内を駆け回るおばちゃんをさらに忙しくさせるかのように、ひっきりなしにお客さんが訪れる。

中を覗き込み、外に列を作る。

中村ラーメン 胡麻味噌ラーメン新しくなっても注文は「胡麻味噌ラーメン」です!!

そして、『いつもの(笑)』胡麻味噌ラーメンが到着。

 

普段なら携帯やら雑誌を読みながらのんびり食べるのですが、この日ばかりは店の外からの無言のプレッシャーと、お店の回転に協力するために、食事だけに専念する。

 

恐らくほかの人も同じ心境だったはず。

 

店内のあちこちからラーメンをすする音が響き渡り、一通り注文の品が出そろい、落ち着きを取り戻した店内を後にする人が出始めた。

 

汁を飲み干した梅ちゃんも同じように会計を済まし、新店舗を後にした。

 

 

改めまして、

新規開店

おめでとうございます!!

このタイミングだったら書いても許される?
「中村フーメン伝説」

そんな新店舗でオープンした中村ラーメンさんには、

「中村フーメン伝説」

というお話がありました。

 

梅ちゃんが小学校1年生の時からJR富士岡駅前にオープンした中村ラーメンさん。

 

旧店舗の屋根に大きく

「中村ラーメン」

と大きな文字が張り付けられ、御殿場線を利用する人に、

「そうです、

私が

中村ラーメンです!」

※変なおじさん口調でイメージしてください(笑)

 

とばかりにアピールをしていたのです。

 

恐らく電車を使う人にとっては、

富士岡駅=中村ラーメン

とイメージされていたと思われます。

 

こんな感じ。

中村ラーメン 看板 台風梅ちゃんの中学時代は普通にあった看板が…

 

ところがある年、たしか梅ちゃんが中学校時代だったように記憶しています。

 

台風だか強風だかよくわからないのですが、まあ、とにかく「物凄い風が吹いたある日」、文字の一部が飛ばされてしまったんです。

 

中村ラーメン 中村フーメンとある台風によって、棒が一本取れ「中村フーメン」に。

 

梅ちゃんが高校に通う頃には、JR御殿場線を利用する人から、

「中村フーメン」

と呼ばれるようになり、梅ちゃんの高校時代の同級生は、

富士岡駅

=(イコール)

ヤンキーと

中村フーメン

と認識してました(笑)

 

その当時に「ナニコレ珍百景」なんて番組があったら、間違いなく放送されていたでしょう。

 

しかしながら、そのまま営業を続け、地元にも電車の利用者にも愛され続けた、中村フーメンさん。

 

そういった時代を経て今に至るわけで、まさに、

『人に歴史あり』!!

 

梅ちゃんが高校時代を過ごした3年間、「中村フーメン」として燦然と富士岡駅前に君臨した、地元の名物のラーメン屋さん。

 

梅ちゃんの大学時代に大きな変革を迎え、

中村ラーメン 中村フーン最後は「中村フーン」になってしまいました。

最終進化形の「中村フーン」へ(笑)

 

しかしながら人々にとっては

「中村フーメン」

のイメージが強すぎて、「中村フーン」と言う呼び名は、浸透したとかしなかったとか…

 

聞き方によっては

「中村不運(フーン)」

に聞こえなくもないので、梅ちゃんとしてはよかったと思ってます(笑)

 

大学生活が終わり地元に帰った時、屋根にはすでに何もありませんでした(笑×2)

 

 

梅ちゃんの世代には、思い出話として語られますが、きっと今の子供たちには、

「店が新しくて美味しい

富士岡駅前の名物ラーメン屋さん」

として愛されていくのでしょうね。

 

そんな

中村フーメン…じゃなくて、

 

「中村ラーメン」さん

皆さんもぜひ一度行ってみて下さい。

 

お勧めは、

「胡麻味噌ラーメン」です。

⇒御殿場グルメ「ラーメン編」富士岡駅前の中村ラーメンの話・過去編 のお話はこちら