海釣り関係

子連れで沼津の西浦へ。準備やら釣り場の話。


前日に思いついた春休みの思い出づくり

先日3月25日に、看板娘1と中3&小1の甥っ子を釣れて、

沼津は西浦の堤防にてメジナとカサゴを釣りに行ってきました。

 

春休みという事と、旅館の仕事の日程を考えた時に、

「ベストな日は25日しかない!!」

と気が付いたのは前日24日の15時過ぎ。

あいかわらず行き当たりばったりですが、鬼の形相をする若女将を子供たちに説得させ(笑)、素知らぬ顔で支度をする梅ちゃん。

気分はすでに潮風に吹かれてます。

近所にある知る人ぞ知る激安釣具店

『海野釣具店』

にてエサ&仕掛けの購入。

 

いつもであれば、はやる気持ちを抑えられず、ハリスや仕掛けを作ったりするのですが、丁度お通夜が入ってしまい、しかもその場で同級生の悪友に遭遇し、

「ちょっとメシだけでも食ってく?」

の流れから泥酔という完全な人間失格モードに突入し、家に帰ったのはテッペンちょっと前。

起床時間は4時、果たして起きれるのか?

何とか釣り場に向うも寒さ全開

「起きて~」と叫びながら人の寝床にダイビングプレスをカマす娘1。

全身を使ったその動きに、エメラルドのタイツを履いた往年の三沢光晴を思い出す。

さすがに遠慮しながらも大声で起こそうとする甥っ子男子2人。

「完全にダメなパターンじゃん!」

と昨日からのツノが引っ込んでない状態で、人の肩を全力で揺さぶる若女将。

 

梅ちゃんが現世に引き戻されたのは出発予定時間5分前の朝4時25分。

歯を磨き顔を洗い、気持ちを引き締めるも、体の震えが止まらず。

何だか外はメッチャ寒い予感。

 

頭の中が完全に釣りモード一色になっていた夕方、怒れる若女将が天気予報を調べたところ、

「日本列島冬逆戻り」

のアナウンスが出ていたとの事。

 

(何でそんな大事なことを…)

怒声となって口から出かけるも、昨日からの自分の行動を振り返り自粛。

梅ちゃんはもめ事が嫌いな男です(笑)

 

外に出ると昨日までとは明らかに違うピンと張りつめた空気の冷たさを感じつつ、予定時間をちょうど30分過ぎた午前5時に、、頭痛が止まらないダメ親父と子供たちは梅の屋旅館を後にするのでした。

御殿場からの交通ルートの説明(沼津ICからも応用可)

朝の空いた国道246号線を沼津方面に下り、目指す西浦に向かう「梅ちゃん御一行様」。

西浦方面に向かうルートは2種類あります。

 

一つ目のルートですが、海釣りなので当然のことながら沼津駅から海沿いを進むルート。

海に向かう時はこちらを使います。

国道246号から県道414号につながり、そのまま進むと海沿いを通り、狩野川放水路を経由して目的地。

 

この途中には年中無休で24時間営業している釣具店「トージン」さんがありまして、朝の薄暗い時間に店内に入ると何となくテンションが上がるんですよね。

はっきり言って調達するものは前日に済ませれば良いのに、わざわざそこに寄って数百円のエサを買って現場に向かうという。

「時は金なり」

とは真逆ですがまぁいいでしょう。

子供がこのブログを見た時どういう反応をするのか(笑)

 

そして2つ目のルートになるのですが、これは「伊豆縦貫道」というここ数年前にできた道を使う方法です。

東名沼津インターから伊豆のど真ん中を突っ切り、天城・修善寺のほうまで一気に進むこの道は、国道136号の渋滞を緩和し多くの方が利用しております。

 

梅の屋旅館から向かう場合は246号を南下し、この伊豆縦貫道と国道246号が交差する「長泉ジャンクション」から乗り込みます。

 

そのまま進むこと約20分、

「長岡ジャンクション」で下りそこから駿河湾の方へひと山越えると、内浦と呼ばれる海岸線に突き当たるのですが、そこを左折し南の方に進み「三津シーパラダイス」という水族館を経由して、目的地である、「らららサンビーチ」のすぐ横にある、西浦平沢の堤防に到着するわけです。

限られた道具で出来るメジナ・カサゴ釣り

平沢の堤防じゃなくても、この界隈には釣りスポットとして有名な場所が多くあります。

赤灯台の「木負堤防」「足保港」などは、週末多くの釣り人が訪れると聞きます。

 

んじゃ何でわざわざ小さな平沢に行くか?

答えは簡単です。

『自分の持っている道具で釣りをするのに最適』

だからです。

 

梅ちゃんの持っているタックルは、

  1. セット物の2メートル弱のリール竿
  2. 3.6メートルのリール竿(1.5号)(投げ釣りはちょっとシンドイ)
  3. 激細・激柔の1.8メートルのリール竿
  4. 娘用に1000円で買った2.2メートルの投げ竿

 

と、娘用を除いた竿は完全に足元から5メートルほどの範囲しか攻められない、何とも心細いラインナップ(笑)

もともと海釣りではなく、芦ノ湖のニジマスをボートで釣ってばかりだったので、

  • いかに細く柔らかい竿で釣るか
  • とにかく繊細な仕掛けで魚とのやり取りを楽しむ

という事に重きを置いていたのです。

 

それに海釣りの道具って高いじゃないですか。

竿ひとつ・リール一つにしてもそうです(汗)

 

『芦ノ湖スペック』(←勝手に命名しました)が、50センチオーバーのニジマスとのファイトを、自分の技術と、竿の柔らかさと、ドラグの調整で何とかなるという事を考えれば、手のひらサイズのメジナや、カサゴとの駆け引きを楽しむには丁度よいのです。

 

梅ちゃんの昔の愛読書「釣りキチ三平」のおじいちゃん「一平」は言ってました。

 

「釣りなんて、時代も場所も釣る魚が変わっても、竿と糸と針を使う事に変わりはない」

 

うる覚えですが、こんなニュアンスだった気がします。

梅ちゃんは単純な釣りが好きです。

 

道糸とオモリ、ヨリ戻しを付けてハリス&針。

せいぜいそこに浮きがプラスされる位(笑)

 

限られた道具と自分の性格を考えると、メジナのふかせ釣りか、底を探るカサゴ釣り、何だか知らないけど、そういう結論に至りました。

 

「だったら他の釣り場でもいいんじゃないの?」

と思いますよね。

そこにはもう一つの理由があります。

梅ちゃんの友人の影響です。

友人「さげりん」から教えてもらった平沢港

梅ちゃんには、「さげりん」という小学校時代から付き合いがある、それはもう釣り好きな男がいます。

 

小学校低学年の頃から釣竿を担ぎ田んぼの用水路でハヤを釣り。

中学校に入学すればチャリンコで一山越えて芦ノ湖に釣りに行き。

東に行ってはイカを釣り、西に行ってはタイを釣り。

フライもルアーもエサ釣りも、素手で釣るのもなんのその。

 

雨にも負けズ風にも負けズ、

冬にも夏の暑さにも負けぬ丈夫なからだを持った

「釣りというか海に関する事で思考回路の80%は占められているんじゃないの?」

そんな「釣りキチ」がいます。

 

御殿場在住の「さげりん」は、もっぱら伊豆半島をテリトリーとし、東・南・西伊豆全てに精通しており、さらに魚釣りだけではなく、エビや貝さらには海藻まで、旬のおいしい食べ物をその時期ごとに捕りに行くという、まさにハンターなんです。

 

「捕り→盗り」だったら非常に危険なんですが、もともと威勢のいい、オラオラ系な彼は、持ち前の明るさとオラオラ系な口調であちこちの漁師さんと仲良くなり、有無をも言わせぬ圧力をかけ、決しておまわりさんのお世話になるような事態にはならずに、季節を謳歌しているという、

ある意味「所ジョージ的ライフ」を送る、梅ちゃんにとって大切な友人です。

 

「さげりん」の昔のイメージ

ビーバップ さげりん 菊リン 釣りバカ親父梅ちゃんの友人さげりんの昔のイメージ図ナリ

ちょっとだけ脚色したけど、大体こんな感じ(笑)

 

そんなさげりんが、タイを釣りに行くときにいつも使う漁船が平沢港にある「丸三丸」。

丸三丸の情報はこちら

船長とも非常に仲が良いらしく、船長のお手伝いと称して船に乗り、鯛を5・6枚釣って来る…なんて事もしょっちゅうらしいです。

当然の事ながら平沢の堤防の周辺も熟知しており、どこら辺が岩場だとか、駆け上がりになっているだの、そんな事も色々教えてもらいました。

 

初めての場所であれこれ考え釣りをするのもロマンですが、知っている人に教えてもらって、釣れるポイントで釣れる仕掛けで釣れるのが気楽なんですよね(笑)

 

そんなさげりんに教えてもらったのが、平沢の堤防でやる、メジナ釣り&カサゴなどの底魚釣りです。

 

過去3回ほど行きましたが、手のひらサイズのメジナが大体30匹は釣れます。

はっきり言って簡単な釣りだと思ってました。

 

そんな海を完全に舐めきっていた梅ちゃん、看板娘と甥っ子2人にいい所を見せる気満々で、寒風が吹く平沢堤防に向かったのですが、

果たしてどうなるの?

超グダグダになってしまいましたが、

続きは近日公開!

 

(2016年4月16日に追加記事をUPしました。)

「沼津西浦の平沢港攻略法。子連れでメジナ&カサゴ釣り」はこちら⇒